2026/06/07 15:54

※画像の掲載の関しては許可をいただいております。
先日、母校である「ひたちなか市立勝田第二中学校」にて、生徒の皆さんに向けてお話をさせていただく機会をいただきました。
今回お声がけいただいたのは、茨城県の英語教育の一環として行われている「茨城の魅力アッププロジェクト」に関連した取り組みでした。
このプロジェクトでは、生徒の皆さんが改めて茨城の魅力を見つめ直し、「自分たちは地域や社会に対して何ができるのか」を考え、最終的には英語でスピーチすることを目指しています。
その素材集めの一環として、地元・ひたちなか市で事業を行う卒業生、そして事業家の一人として、今回お話をさせていただきました。
学生の頃、同じように座っていた教室。
その前に立って話す側になると、見慣れていたはずの景色が、まるで少し違って見えました。
机、椅子、黒板、制服姿の生徒たち。
懐かしさの中に、どこか背筋が伸びるような感覚がありました。
授業では、私がYuGrace合同会社を立ち上げた背景や、OIMO FITという商品をつくった理由、そして茨城の農業や地域資源に対して感じている可能性についてお話ししました。
茨城県、そしてひたちなか市には、さつまいもや干し芋をはじめとする素晴らしい食の魅力があります。
畑で育つさつまいもは、ただの農産物ではありません。
土を見て、天気を読み、手をかけ続けてきた農家さんの時間そのものでもあります。
一方で、地方の農業の現場には、農業従事者の高齢化、販路づくりの難しさ、規格外品や未活用資源の活用など、まだまだ多くの課題があります。
ただ、私はそれを「古い産業」や「衰退していくもの」とは捉えていません。
農家さんには、長年積み重ねてきた経験や知恵、作物へのこだわり、地域に根づいたコミュニティがあります。
そこに、若い世代が持つ発信力、新しいアイデア、時代に合わせて変化していく力が混ざり合えば、農業や地域はもっと面白く、もっと可能性のあるものになっていくと感じています。
火を絶やさないために、昔からある薪に、新しい風を送るようなものかもしれません。
守るだけでは続かない。
でも、壊してしまえば残らない。
だからこそ、受け継ぎながら、今の時代に合う形へと育てていくことが大切だと感じています。
今回、生徒の皆さんにもそのようなお話をしました。
「地域の魅力は、もともとあるものをただ紹介するだけではなく、新しい形に変えて届けることでも広がっていく」
「若い世代だからこそできる発信やアイデアがある」
「農業や地域の課題は、誰か遠くの人が解決するものではなく、自分たちの身近なところから関われるものでもある」
そういったことを、私自身の経験も交えながらお伝えしました。
OIMO FITも、そうした考えから生まれた商品の一つです。
茨城県産さつまいもを活用しながら、たんぱく質・食物繊維・乳酸菌を配合し、日々の栄養補給や置き換えをサポートできる商品として開発しました。
商品について詳しく知りたい方は、こちらからご覧いただけます。
https://yugrace.official.ec/items/106349524
ただ健康食品を販売したいのではなく、商品を通じて茨城の食の魅力を届け、農家さんに利益が還元される仕組みをつくりたい。
そして、手に取ってくださるお客様の生活や健康も、少しでも豊かにしたい。
「農業の利益をつくること」と「消費者の健康を育てること」。
その両方を実現できるビジネスモデルを、YuGraceとしてもっと成長させていきたいと考えています。
授業の最後には、OIMO FITのサンプルもお渡ししました。
学校内での試飲はできませんでしたが、ご家庭で確認していただけるように、持ち帰り用として準備させていただきました。
生徒の皆さんがとても喜んでくれたことが、私としても本当に嬉しかったです。
自分たちがつくっている商品が、地元の子どもたちに興味を持ってもらえる。
それは、ただ商品が売れることとはまた違う、大きな意味のある経験でした。
小さな一袋かもしれません。
けれど、その一袋の中に、茨城の畑があり、農家さんの手間があり、地域の可能性がある。
そう思うと、商品を届けるという行為の重みを、改めて感じました。
今回、母校で話をさせていただいて、私自身にも大きな学びがありました。
学生の頃は、教室の中で話を聞く側でした。
それが今回は、卒業生として、事業を行う立場として、子どもたちの前で話をする側になりました。
その景色は、想像以上に身が引き締まるものでした。
目の前で真剣に話を聞いてくれる生徒の皆さんを見て、「この子たちに嘘をつくような先輩にはなれない」と強く感じました。
地域の未来を語るなら、自分自身がその未来に向けて行動し続けなければいけない。
農業を良くしたいと言うなら、実際に農家さんに利益を還元できる仕組みをつくらなければいけない。
健康に良い商品を届けたいと言うなら、お客様に安心して手に取っていただける商品づくりを続けなければいけない。
言葉は、種のようなものだと思います。
その場では小さく見えても、時間が経ってから、誰かの中で芽を出すことがあります。
だからこそ、子どもたちの前で話す言葉には、誠実でありたいと思いました。
今回の時間は、私にとって改めてそう思わせてくれる機会になりました。
また、地域が子どもたちを育てていく社会は、とても温かく、価値のあるものだと感じました。
学校だけでなく、地域の大人や事業者が関わり、それぞれの経験を次の世代に伝えていく。
そうした関わりが、子どもたちの選択肢を広げ、将来の可能性を広げていくのだと思います。
「地元には何もない」と思うのではなく、
「地元にも、まだ見つけられていない可能性がある」と思えること。
その感覚を持てるだけで、子どもたちの未来の選択肢は少し広がるはずです。
だからこそ、地域を守るためにも、教育と経済の両方を発展させていく必要があります。
きれいごとだけでは、地域は続きません。
想いを形にするためには、事業として利益を生み、農家さんや地域に還元し、お客様にも価値を届ける仕組みが必要です。
YuGraceは、これからも茨城の食の魅力を発信しながら、農家さん・地域・消費者の皆さまにとって価値のある商品づくりに取り組んでいきます。
そして、子どもたちが「地元にも面白い仕事がある」「地域のためにできることがある」「自分にも何かできるかもしれない」と思えるような地域をつくるために、微力ながら尽力していきたいと思います。
今回お声がけくださった須田先生、勝田第二中学校の皆さま、そして真剣に話を聞いてくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。
改めて、YuGraceとして、そして一人の卒業生として、地域に恥じない事業を育てていきます。
2026.6.7
YuGrace合同会社 代表社員 西村 祐貴

